書籍『不登校・ひきこもりが終わるとき』(丸山康彦 著、照林社)を再構成した連載です。不登校・ひきこもりの当事者体験のある著者だからこそ伝えられる「道しるべ」が詰まっています。

【第1回】はじめに

 この本ができるまでの経緯や、そして読者の広がりがつづられています。

【第2回】序章――〝願い〞と〝思い〞を受け止める

 「不登校やひきこもりの人への対応は、本人の願いや思いを前提に判断され実行されるべきである」と言う著者。「学校/社会に復帰したい」との願いの先にあるというのが、本人の「思い」です。

【第3回】第 1 部〔入門編〕不登校・ひきこもりという “ 生きざま ” にむきあう

 不登校やひきこもりを「生き方」ではなく「生きざま」と表現。その意味とは?

【第4回】理解に必要な人生観・子ども観とは①

 “生きる道はいくつもある”。このときの「道」のイメージについて考えていきます。

【第5回】理解に必要な人生観・子ども観:子どもは自分の力で生きている

 子どものことがわからない――。そう悩む大人に向けて、CMやドラマのシーンを例として交えながら、アドバイスしています。

【第6回】不登校やひきこもりになる理由①

 本人たちはどのような支援を望んでいる?「人生の歩みを続けている人たち」「その歩みが自分で動き出す力へとつながる人たち」への“後方支援”を紹介。

【第7回】不登校やひきこもりになる理由②

 不登校・ひきこもりの子どもを持つ人からよく聞かれるという「子育てが間違っていた」との言葉。それに対し著者は、不登校・ひきこもりは「自分で起こす行動」だと述べています。

【第8回】不登校やひきこもりになる理由➂

 心理的メカニズムの観点から、不登校・ひきこもりを解説。不登校になるにはどのようなきっかけがあるのかをみていきます。

【第9回】不登校やひきこもりになる理由④

 不登校やひきこもりになると、共通の心理状態が生じるとのこと。ひとつは傷の深さ、疲れの深刻さ、もうひとつは当たり前のことに意識過剰になるという心理です。

【最終回】不登校やひきこもりになる理由⑤

 不登校・ひきこもりに対する「何とかしたい」との思い。特別な目で、あるいは〝上から目線”で見て対応や支援を考えていないか、自分に問い直してみませんか。

『不登校・ひきこもりが終わるとき』

丸山康彦 著
照林社、2024年、定価 1,870円(税込)
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