ドラマはほぼ観ない編集者が、朝ドラに挑戦中。
毎日の感想はXでメモ感覚で発信しながら、週に1回まとめて振り返ります。
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モーパッサン『女の一生』が示すものとは
今週の冒頭、りん(演・見上愛さん)が働く瑞穂屋に、モーパッサンの詩集を探す客がやって来て、外国語の習得の必要性が描かれる場面がありました。何気なく観ていたのですが、モーパッサンかぁ…モーパッサン???とひっかかった点を、今週のポイントとして取り上げたいと思います。
何を隠そう、自分は中学生のころから、人生の教訓的書として、モーパッサンの『女の人生』を挙げてきました。古典ですのでネタバレも何もないのですが、物語としてはそんなに爽快な話ではありません。ただ、強烈なラストのフレーズにより、『女の一生』は自分の人生のとらえかたに大きな影響を与えました。
そのフレーズについては、ぜひ小説を読んで確認していただければと思うのですが、いろいろと悩みの多い時代に読んだため、「人生っていいことも悪いこともそれぞれにやってきて、最後には帳尻が合うんだな」と、人生に対する希望の言葉となったのです。
ひるがえって『風、薫る』はまさしく、2人の『女の一生』を描かんとしているドラマ。紆余曲折ありながらも、人生悪いものじゃないと主人公たちも思うのではないか、それを暗示しているのではないかと勝手に感じた次第です。
それでは第3週の感想まとめです!
第3週「春一番のきざし」感想まとめ
りん(見上愛)は、卯三郎(坂東彌十郎)が営む「瑞穂屋」で働くことになり、東京での新たな暮らしをスタートさせる。ある日、外国人客への対応に戸惑っていたりんは、店の常連・島田健次郎(佐野晶哉)に助けられる。その出来事をきっかけに、りんは接客に役立てようと英語を学び始める。そんな中、美津(水野美紀)と安(早坂美海)もりんを頼って上京し、4人での生活が始まった。一方で、直美(上坂樹里)は身分を偽って捨松(多部未華子)に近づき、鹿鳴館で働き始めていた。
(番組公式ホームページを参考に作成)
3-1 ジブリヒロイン?!
先週の記事で朝ごはんを習慣づけたと書いたのに、さっそくまた朝ごはんなしの回に……(目標を続けるって難しい)。りんと環が屋根のある家で過ごせることになってホッと一安心(自分の部屋より全然きれい、いけるいける!)。ジブリ映画に出てきそうなお店で働きはじめたりん、ジブリ映画のヒロインに見えてくる不思議(今回の劇判が自分のオールタイムベストジブリ映画『耳をすませば』の野見祐ニさんっていうのも関係あるかも!)。

3-2 気になる人物登場
前回から気になってしかたなかった、シマケンこと島田健次郎(演・佐野晶哉さん)が、自分の大好きな書生ルック・前髪降ろす系男子featuring陰キャオタクムーブで、度肝を抜かれる。そ、そんな設定もりだくさんでいいの?!その人の本質は肩書きとかではなく、立ち居振る舞いからわかるといったような話を、人物を変えて繰り返し伝えてくる回でした。

3-3 シマケンが気になってしょうがない
引き続きシマケンが気になる回。なぜか自分の正体をりんに明かさないシマケンに友だち(?)がつっこむシーンとか、少女漫画で何百回と見たことあるやりとりで朝から何を観ているんだ、という気持ちになる。というか、これが朝ドラなんですね…。朝から胸がぎゅっとなるやりとりを観るのが…。

3-4 気になる人物登場2
前回、「少女漫画だな…」みたいに感じつつ観ていたのに、この回も「少女漫画だな!」と思いつつ観ていました。アメリカ帰りの海軍中尉こと小日向さん、判断が早い!この回で、りんの母親がりんが働く瑞穂屋に来て卯三郎について尋ねるのですが、卯三郎についてはモデルとなった方の記事を配信していますので、母上にも読んでいただきたいですね。
【清水卯三郎について知りたい人はこちらをどうぞ!】
『風、薫る』に登場!「瑞穂屋」清水卯三郎ってどんな人?

3-5 いろいろ盛り込みすぎでは…の今週ラスト
とにかくスピードが早いなと感じるこのドラマ、昨日告白したかと思えば今日もうOKとのこと。まぁ、恋愛なんて一瞬で燃え上がるものですので、突っ込むほうが野暮というものかもしれません。大山捨松(演・多部未華子さん)の凛とした強さが印象的でした。

ついに来週、看護の道をめざすことになるのか!?看護メディアの編集者としては、いよいよ楽しみになってきました。それではまた来週!

