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画像からの情報ここを見る!【第25回】術後管理での画像の見るポイント➆肺塞栓の鑑別
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鎮静を伴う処置後の病棟急変【第10回】事故はどうすると防げる?~検査・処置前~
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要点だけわかる心電図波形の読み方【応用編③】左脚ブロック(LBBB)
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画像からの情報ここを見る!【第25回】術後管理での画像の見るポイント➆肺塞栓の鑑別
ワケがあって”医師がオーダーしている画像検査。でも、医師は何を想定してどこを見ているの?白黒でなんだかよくわからないけれど、看護にはどう役立つの? 臨床場面でナースがとりたい画像からの情報をわかりやすく示します。 【第25回】術後管理での画像の見るポイント➆肺塞栓の鑑別 肺塞栓を疑って「肺動脈」を見ている このブロック以降のコンテンツは非表示になります 図1 肺塞栓の例 肺塞栓(PE)は、下肢にできた血栓(深部静脈血栓症、DVT)が血流に乗って、肺動脈に詰まる疾患です。肺水腫や無気肺、胸水は胸部X線でも診断可能ですが、肺塞栓は造影CTが必要です(図1)。 術後数日で初めて歩いてトイレに行って、病室に戻る直前に突然失神するのが、典型的な肺塞栓の発症パターンです。 発症すると、酸素投与してもなかなかSpO2が上昇せず、見る間にショックから心停止に進展します。 心エコーで右室が拡大していれば、肺塞栓の診断はほぼ確定です。しかし診断はできても救命するのはきわめて困難。予防ないし予測するのが一番です。 ケアに生かすポイント 肺塞栓の予防方法 術後、高齢、がん患者では、ほぼ全員がDVTのリスクに当てはまります。 新規の下肢静脈血栓がなければフットポンプを術中から装着し、手術が終了して十分に歩行できるようになるまで継続します。医師サイドからは血栓形成予防目的でヘパリンの投与がなされることもあります。 疑ったら一刻も早く医師に報告 患者さんが術後に下腿に痛みを訴えるようなことがあったら、膝を軽く押さえて足関節を背屈させてみます。 腓腹筋に痛みがあるのを確認したら(ホーマンズ徴候)血栓症の可能性があります。失神や胸痛、SpO2 が低いようなときは下肢の腫脹、疼痛がないかも確認します。 “肺塞栓かも”と疑ったら、すぐに医師に報告しつつ、原因となるDVTを探しましょう。 参考文献1.Mavros MN,Velmahos GC,Falagas ME:Atelectasis as a cause of postoperative fever: where is the clinical evidence ?.Chest 2011;140(2):418-424.2.Glickman SW,Shofer FS,Wu MC,et al.:Development and validation of a prioritization rule for obt aining an immediate 12-lead electrocardiogram in the emergency department to identify ST-elevation myocardial infarction.Am Heart J 2012;163(3):372-382. 画像からの情報ここを見る!【第26回】術後管理での画像の見るポイント⑧術部の感染を疑う場合(8月3日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2019年4月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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鎮静を伴う処置後の病棟急変【第10回】事故はどうすると防げる?~検査・処置前~
【第1回】鎮静の合併症で示した内視鏡ガイドラインやMRIガイドラインは特定の検査・処置に限定したガイドラインであり、病院全体での鎮静をマネジメントするものではありません。 このブロック以降のコンテンツは非表示になります ひと昔前であれば、「消化器内科の患者さんは○○ 病棟」というように、診療科により病棟が限定されており、“診療科独自のルール”で管理を行うことも可能であったかもしれません。 しかし、病床の効率的運用のため、診療科を特定しない共用病床を設けている病院が多い状況においては、病院全体で安全な鎮静管理に関して検討を進める必要があります。そのポイントを解説します。 検査・処置前のポイント POINT気道閉塞のリスクが高い場合●麻酔科に管理を依頼するなどの対応をとる 1)インフォームドコンセント 鎮静は重大な合併症が起こり得る医療行為であるため、危険性を含めて説明を行い、同意書を取得する必要があります。 また、検査や処置で使用する薬剤の多くは、添付文書上「鎮静」は適応外使用となりますので、併せて説明が必要でしょう。 2)患者評価 全身麻酔手術で麻酔科医が術前評価を行うのと同じように、鎮静患者さんにおいても個別のリスクを評価することが必要です。 特に、高頻度で起こる合併症である上気道閉塞を予測するために気道の評価(下記参照)は必ず行い、気道閉塞リスクが高い症例は、麻酔科に管理を依頼したり、検査や処置を行う医師とは別の医師が鎮静を担当するなどの対策をとりましょう。 気道閉塞リスクの高い症例 A:Airway 気道の評価・肥満 ・睡眠時無呼吸・頸椎病変・外科治療や放射線治療の既往・気道確保困難の予想 B:Breathing 呼吸の評価・低酸素血症の有無(Ⅰ型、Ⅱ型)・活動性の炎症(肺炎、気管支喘息)・間質性肺炎 C:Circulation 循環の評価・心不全・虚血性心疾患・不整脈・運動耐用能・循環血液量減少(出血性病変の有無) 3)絶飲食 全身麻酔と鎮静は連続的なものであることから、全身麻酔に準じた絶飲食が必要です。「最小限の鎮静」や「中等度鎮静」を予定している場合でも、予定外に「深鎮静」となってしまうこともめずらしくなく、絶飲食が必要です。 日本麻酔科学会の『術前絶飲食ガイドライン』に記載されている2-4-6ルール(下記参照)1が参考になるでしょう。 術前絶飲食時間 ●2時間以上前から禁止清澄水(水・茶・果肉を含まない果物ジュース) ●4時間以上前から禁止母乳 ●6時間以上前から禁止人工乳、牛乳、軽食 (文献1を参考に作成) 引用文献1.公益社団法人日本麻酔科学会.術前絶飲食ガイドライン.http://www.anesth.or.jp/guide/pdf/kangae2.pdf(2024.4.8アクセス) 鎮静を伴う処置後の病棟急変【第11回】事故はどうすると防げる?~検査・処置室で~(8月2日配信予定) この記事は『エキスパートナース』2019年6月号特集を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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要点だけわかる心電図波形の読み方【応用編③】左脚ブロック(LBBB)
左脚ブロックの読み方(図1) 左脚ブロックではQRS波が延長します。幅は3目盛り以上(0.12秒以上)となります。 QRS幅が広いということは、心室に伝導障害があります。 図1 左脚ブロックの読み方 このブロック以降のコンテンツは非表示になります 次に、12誘導心電図を見ます。 図2 左脚ブロックの12誘導心電図 心臓にはこんなことが起きている! 右脚を伝わる刺激が左室側に広がるため、右室側から見たV1は波形が陰性になります。 右心側の収縮後、刺激は左心側にも伝わります。この電気の流れは、通常の道(プルキンエ線維)を通らないため、心筋に到達するまで時間がかかります。 そのため、左室側から見たV5の波形は、QRS幅が幅広になります。 要点だけわかる心電図波形の読み方【応用編④】QT延長症候群(最終回)(8月2日公開予定) この記事は『エキスパートナース』2022年年間定期購読特典を再構成したものです。当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載および複製等の行為を禁じます。
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