これだけ絶対に気をつけたい、薬剤投与や看護ケアのポイントとは?医療事故を防ぐためにあらためて確認しておくべきポイントを解説します。
第1回:リザーバー付き酸素マスクの袋が膨らまないときの対応
〈目次〉
●リザーバー付き酸素マスク、リザーバーが膨らまないと危ない!
●リザーバーが膨らまない理由とは?
・リザーバー付き酸素マスクの構造
・リザーバーバック内での酸素量
●リザーバーが膨らまない場合はどうする?
第2回:ネブライザー付き酸素吸入器による酸素療法と注意点
〈目次〉
●ネブライザー付き酸素吸入器で100%の酸素投与はできない!
●インスピロン®の酸素濃度は50%まで
・ネブライザー付き酸素吸入器(高流量システム)の構造
●高濃度酸素吸入を行う場合は他のデバイスを検討
第3回:酸素流量計をアウトレットに接続したままにする危険性
〈目次〉
●アウトレットが劣化していると接続したまま爆発する恐れがある
●恒圧式は流量が0でも筒管内は常に高圧
・フロート式酸素流量計の“大気圧式”と恒圧式”の違い
●使用していないときは必ずアウトレットから外す
第4回:酸素ボンベの正しい運搬・取り扱い方法と安全対策のポイント
〈目次〉
●酸素ボンベのハンドルを片手で持った運搬は危ない!
●強い圧をかけた酸素ガスが充填されており、衝撃に弱い
・酸素ボンベ運搬に伴う事故の例
●酸素ボンベの正しい取り扱い方法とは?
第5回:シリンジポンプを高い位置に設置してはいけない理由
〈目次〉
●シリンジポンプの高い位置への設置は危ない!
●サイフォニング現象とは
●シリンジポンプを患者さんより高い位置に設置しない
第6回:点滴ルートを確認せずに薬剤を投与する危険性と対策
〈目次〉
●点滴ルートを確認しないまま薬剤を投与してはいけない!
●側管注で投与速度が変わる
●どのルートから何が投与されるか確認を
・ルートを確認しないと問題になる薬剤・事例(一例)
第7回:インスリン注射に一般用の注射器を使ってはいけない理由
第8回:カリウム製剤の急速注入は危ない!医療事故を防ぐための注意点
〈目次〉
●事例紹介
●細胞内外でカリウムのバランスが崩れ、心筋の運動に異常をきたす
●投与前のラベル確認・濃度・投与速度・投与量の徹底
●カリウム製剤の取り扱い時の注意点
第9回:低張液である蒸留水は単独投与してはしてはいけない理由
〈目次〉
●蒸留水は中心静脈や末梢静脈に投与してはいけない!
●赤血球が破壊され、黄疸や貧血、腎障害等になる可能性がある
●蒸留水は浸透圧が体液より低く、細胞内に水が流れて溶血が起こる
●蒸留水の単独投与はNG
●「溶解」と「希釈」の違い
第10回:10%塩化ナトリウムの静注はNG!必ず希釈して投与する
〈目次〉
●細胞が急激に脱水状態になり、神経細胞の障害が起こる
・浸透圧性脱髄症候群
●10%塩化ナトリウムは必ず輸液等に希釈する
・10%塩化ナトリウム投与時の確認事項