医療事故につながる可能性のある危険な薬に注意!カリウム製剤やさまざまなハイリスク薬について、危険性や使用時の注意点、安全な使い方を紹介する全22回の連載です。
【第1回】カリウムの急速静注のリスクとは?不整脈・心停止の危険性
〈目次〉
●カリウムの生体での役割とは?
●カリウムによる心拍の安定のしくみ
●カリウムの急速静注によるリスクとは?
・安全なカリウム摂取量
・カリウムの急速静注による不整脈や心停止の危険性
【第2回】静注用カリウム製剤の投与方法と病棟での管理法
〈目次〉
●静注用カリウム製剤の注意点は?
1)できるだけ、プレフィルドシリンジタイプを使用する
2)末梢静脈からと、中心静脈からで、投与方法が異なる
●末梢静脈からの静注用カリウム製剤の投与方法
●中心静脈からの静注用カリウム製剤の投与方法
●カリウム製剤の病棟での管理方法は?
【第3回】ハイリスク薬とは?定義・危険性・使用時の注意点を解説
〈目次〉
●ハイリスク薬を取り扱うために大切なことは?
●ハイリスク薬の定義とは?
・ハイリスク薬には多くの薬剤が当てはまる
・業務手順書作成の際に参考にする項目
●ハイリスク薬の注意点
・抗リウマチ薬 メトトレキサート(リウマトレックス®)
・蛋白分解酵素阻害薬 ガベキサートメシル酸塩(エフオーワイ®)
【第4回】抗不整脈薬の急速投与・過量投与に注意!正しい使い方とは?
〈目次〉
●抗不整脈薬の危険性とは?
●急速投与・過量投与に注意が必要な抗不整脈薬
・リドカイン
・I群Na+チャネル遮断薬
●抗不整脈薬の正しい使い方
【第5回】筋弛緩薬の呼吸停止リスクと安全に使うためのポイント
〈目次〉
●筋弛緩薬による呼吸停止が起こる理由は?
・呼吸筋を麻痺させる作用によって自発呼吸が消失する
●主な筋弛緩薬の種類と特徴
①神経筋接合部でニコチン受容体の機能を低下させる
②筋肉細胞のCa 2+濃度上昇を抑える
③脳と脊髄に作用して骨格筋を弛緩させる
●筋弛緩薬使用の際の注意点
●筋弛緩薬の正しい使い方
【第6回】抗てんかん薬過量投与の危険性:昏睡・血圧低下を防ぐには
〈目次〉
●抗てんかん薬の過量投与による危険性とは?
●抗てんかん薬を使用する際の注意点
1)服用中の眠気や中止によるてんかん発作に注意
2)切り替えの際は、製剤量と成分量を正しく換算
3)テグレトール®とラミクタール®では重篤な皮膚障害に注意
4)抗菌薬の併用により、抗てんかん薬の作用が減弱することがある
●抗てんかん薬の正しい使い方
【第7回】テオフィリン製剤の副作用:けいれん・意識障害・不眠のリスクと注意点
〈目次〉
●テオフィリン製剤の危険性とは?
●テオフィリン製剤を使用する際の注意点
1)テオフィリン製剤の代謝に影響する薬剤の併用に注意する
2)徐放製剤をすりつぶして使用しない
3)アミノフィリンの注射薬から経口薬に変更する際は、成分量の換算に注意する
4)服用時はエナジードリンクなどカフェインの摂取を控える
●テオフィリン製剤の正しい使い方
【第8回】抗凝固薬のリスク:出血や脳梗塞を防ぐための注意点と正しい使い方
〈目次〉
●抗凝固薬の危険性とは?
●抗凝固薬を使用する際の注意点
1)従来のワルファリンに加え、新規経口抗凝固薬を知っておく
2)術前の休薬と術後の再開の時期に注意する
●抗凝固薬の正しい使い方
【第9回】ジギタリス製剤の死亡リスクとジゴキシン中毒:注意点と正しい使い方
〈目次〉
●ジギタリス製剤の危険性とは?
●ジギタリス製剤を使用する際の注意点
1)用量が非常に微量なため、投与量を誤りやすい
2)腎機能低下患者や剤形変更時は、薬剤血中濃度が変化しやすい
●ジギタリス製剤の正しい使い方
【第10回】向精神薬を安全に使用するには?精神的・身体的依存と副作用に注意
〈目次〉
●向精神薬の危険性とは?
1)観察の指示が適切になされない場合がある
2)対症療法的投与がそのまま続いてしまうことがある
●向精神薬の副作用
1)抗コリン作用による副作用
2)悪性症候群
3)過鎮静・呼吸抑制
●向精神薬の正しい使い方
【第11回】糖尿病治療薬の低血糖リスク:けいれん・昏睡・死亡を防ぐための注意点
〈目次〉
●糖尿病治療薬の危険性とは?
・インスリン製剤の種類と血中インスリン濃度の変化の例
・経口血糖降下薬の分類
・低血糖の代表的な症状
●インスリンや血糖降下薬を使用する際の注意点
1)患者さんに糖尿病や治療のことを理解してもらうようにする
2)急な昏睡状態に陥ったり、無自覚低血糖の場合がある
●インスリンや血糖降下薬の正しい使い方
【第12回】看護師が注意すべき抗がん薬副作用を防ぐための観察ポイント
〈目次〉
●抗がん剤の危険性とは?
●抗がん剤を使用する際の注意点
1)血管外漏出を疑った場合は、すみやかに医師に報告する
2)末梢神経障害やイレウス等がないか観察する
3)抗がん薬による曝露予防対策をきちんと行う
●抗がん剤の正しい使い方
1)レジメンは、許可を得て病院ごとに登録されている
2)レジメン通りの投与ができるよう、自身の業務量なども調整しておく
【第13回】免疫抑制薬の注意点:感染症・肝炎リスクと柑橘類のCYP3A4阻害
〈目次〉
●免疫抑制薬の危険性とは?
●CYP3A4阻害による薬効・副作用の増強に注意
●免疫抑制薬を使用する際のポイント
1)疾患や年齢などが同じでも、患者さんによって投与量が異なる
2)同じ薬でも、初期投与量と維持量が異なる
【第14回】インスリン製剤の投与量ミスに注意!単位表記がポイント
〈目次〉
●インスリン製剤の危険性とは?
●インスリン製剤を投与する際のポイント
1)インスリン製剤のバイアル製剤には専用のシリンジがある
2)業務の基本の「6R」を徹底する
3)患者さんの状態によって投与量を変更するため、医師の指示を毎回確認する
4)インスリン製剤の使用量は「単位」で表記される
5)インスリン製剤の種類は5つ
【第15回】ヘパリン製剤の過量投与を防ぐための注意点
〈目次〉
●ヘパリン製剤の過量投与の危険性とは?
●ヘパリン製剤のインシデント事例
・薬液が不足となった事例
・過量投与となった事例
●ヘパリン製剤を使用する際のポイント
1)ヘパリン類の種類・用量によって適応症・投与経路などが異なる
2)バイアル製剤は分割使用するため、投与量が多くならないようにする
【第16回】トロンビン液の静脈投与は禁忌!リスクと注意点
〈目次〉
●トロンビン液の血管内投与の危険性とは?
・経口用トロンビン液を血管内投与した事例
【第17回】ベナンバックス®のワンショット静注はNG!正しい投与方法と注意点
〈目次〉
●ベナンバックス®のワンショット静注の危険性とは?
・吸入指示のベナンバックス®をワンショット静注した事例
・ベナンバックス®注用300mgの使用方法
【第18回】高カロリー輸液は末梢静脈投与NG!その理由とは?
〈目次〉
●高カロリー輸液の末梢静脈投与の危険性とは?
・フルカリック®を末梢投与した事例
【第19回】麻酔薬投与時のルート取り違えに注意!
〈目次〉
●麻薬投与時のシリンジェクター®のルート間違えの危険性とは?
・患者自己調節鎮痛法(PCA)
【第20回】看護師の日常業務に潜む医療事故の原因とは?
〈目次〉
●インスリン製剤を高カロリー輸液に混注する危険性とは?
・エルネオパ®を開通せずにインスリン製剤を混注した場合に生じうる事故
・ヒューマンエラーを起こさないために
●ハイリスク薬使用時の指示伝達ミスを防ぐには?
・ERや外来からの緊急入院の場合
●ハイリスク薬投与中の指示・手術予定が変更された場合は?
【第21回】ハイリスク薬使用時に確認すべき薬剤情報とは?
〈目次〉
●看護師が薬剤取り扱い時に注意すべきことは?
①処方の指示が出たとき
②投与直前
➂投与後
●ハイリスク薬の処方の指示が出たときの確認事項
1)使用する薬が「ハイリスク薬」であるかどうか、薬剤情報などで確認する
2)その患者さんにとって、危険がないかを考える
3)投与速度や投与量の注意点を確認する
4)自分自身への影響がないかも考慮する
●ハイリスク薬の投与直前にチェックすること
●ハイリスク薬の投与後にチェックすること
【第22回】ハイリスク薬投与後の観察ポイント:アナフィラキシーに注意
〈目次〉
●薬剤投与中・投与後の観察ポイントは?
●投与後に注意すべきアナフィラキシーの特徴
●免疫抑制薬投与後の注意点
●ジギタリス製剤投与後の注意点
●インスリン製剤投与後の注意点
●抗がん薬投与後の注意点

